アウトドアが苦手な親御さんのために

クラブでは釣りをはじめとして、アウトドア活動全般にあかるいメンバーが大勢います。
最近はやりの野外調理やキャンプ、水遊びやもちろん釣りも。
子供に野外活動を体験してもらう機会が少なくなりがちな親御さんとそのお子様へクラブとして何かできないかを考えてきました。

「学校教育法」において,「学校内外における自然体験活動を促進し,生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと」と規定されるなど,自然体験活動を行うことは,極めて有意義です。
文部科学省が実施した調査では,平成25年度に宿泊を伴う体験活動を実施した学校の全公立小学校に占める割合は93.7%で,その中で自然に親しむ体験活動を実施した割合は87.9%でした。また,実施される学年としては,小学校 5 年が62.9%でした。さらに,こうした宿泊を伴う自然体験活動における活動日数は 1 泊 2 日や 2 泊 3 日が多くを占めているのが現状です(図表 1 -2 -6)。
文部科学省としては,学習指導要領解説特別活動編において,「集団宿泊活動については,(中略)高い教育効果が期待されることなどから,学校の実態や児童の発達の段階を考慮しつつ,一定期間(例えば 1 週間(5 日間)程度)にわたって行うことが望まれる」と示しています。また,文部科学省では,学校における長期宿泊体験活動の導入促進に向けた調査研究を実施しています。

文部科学省白書 平成26年度版より抜粋

5日間!!は個人レベルではかなり厳しい目標になりますが、出来ないことはないはずです。

ですが、忙しい日常の中で野外活動に5日間を費やすのは、片親世帯でなくても難しい事ではありますね。よくもまあ文科省も無責任な事をつらつらと書いているものですね。浮世離れした人が書いているとしか思えません。
この指針を当て込んで予算がつくであろうとキャンプベントなどを企画する野良イベンターなども良く見受けられますが、体験できる内容は・・体験に本物が少ないのが大問題。
本物とは・・言葉通りエキスパートが経験をもとに本物を伝授することです。
筆者はフライフィッシングと野外活動は十分な蓄積がありますが、それ以外は素人。
全部を網羅できるスーパーマンはなかなかいないはず。
各方面の専門家が協力しての企画運営が必要なのは前から言っていることでもあります。

キャンプを手段にするか目的にするかで提供されるものが変わってきます。
撤収が簡単な宿泊手段として幕営する場合とが野外活動の基礎としてキャンプそのものを楽しむ場合とです。どちらも対応は可能ですが、どちらが良いとか良くないとかはありません。

長期の宿泊研修の日程の1部にキャンプの体験を入れ込んで楽しんでもらうのが、今日の文章のメインテーマである事柄に沿ったものになるのではないかと思います。

親子が同じカリキュラムをこなすためには、コンテンツが広い世代に受け入れられるものであると良いですよね。そうは思うんですが、未経験の方々に何かを始めてもらうのに大人と子供で大きな差はないよな・・と最近というか結構前から思っています。

僕が新しいことに取り組むときに思うことは、ベテランに的確なアドバイスと口うるさくない見守り、そして急かさないこと、過程を大事にすること。とか、まあ色々思うわけです。

今は無き無料鵜NO池キャンプ場(笑)。今は稲造さんが飛んでいきます・・・。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください