雨後のアマゴは餌を探す

雨の後は上流から色んなものが流れてきます。
落ち葉や枯れ木、川によってはゴミなども。
土や砂利も移動します。

それらの流下物の中には当然餌も混じっています。
秋の水温は低く、降雨による増水はわずかながらの水温上昇があります。
水量が増加し水面が波立ちますので、天敵から隠れながらも流下物がよく流れてくる場所に定位が可能になります。
ヤマメならば流芯の最適水流の場所。イワナならば落ち込みの脇や落ち込み直上の際など。
それぞれ、好みの場所があるようで(笑

さて、今日の釣りは、雨が降ったら釣れると筆者の中で評判の支流です。
そんなの当たり前じゃないか!とまあ仰らずに。今日の川は特別魚がよく出るやつです(本当
渇水の時は魚が全く居ないんじゃないかと思われてしまうほど魚が見えませんしフライにも出てきてくれません。ある意味筆者のホームのような場所で友人と釣行しても渇水の時は超シブです。
何時間もつり上がって、1つか2つ釣れれば御の字の流れが、降雨を境に一変することがあります。

今日はそんな日でした。

朝8時に同行の方と待ち合わせします。
なんと筆者は遅刻。10分ほどですが。

着替えを済ませて、川へ入ります。
最初のポイントで反応があり、期待が膨らみます。

が、

堰堤まで1時間ほど釣りましたが全く反応がありません。
困りました・・ので。上流へ移動。

ポツリと筆者にイワナが釣れてきます。
ゴギじゃないんですよ。イワナです。

ちびイワナ

同行の方に何度か当たりがあってすっぽ抜けたりしているうちに、
雨が酷くなってきました。
みるみるうちに水位上昇。危険が迫っています。渡渉できなくなれば立ち往生です。

上流の釣りを諦めて脱渓します。林道を歩きクルマまで戻りましょう。

ここで同行の方はストップフィッシング。またの再開を期して解散です。

さて、雨はほぼ止みました。水量は未だ多いですが、待てば減水することは間違いないですね。
これは活性上昇のトリガーたりえます。

ゆっくり食事を摂り、用を済ませます。
携帯用パイプにタバコを詰めて火をつけます。火を付けるということは1時間はココを動かないと決めたということなんです。1時間弱は火がついていますから。
プスプスと煙を燻(くゆ)らしながらラインシステムを触ります。
筆者としては長めのティペット。5☓(約0.8号)です。増水対策とシビアなヤマメ(アマゴ)対策には苦手なラインシステムもやむを得ません。

フライはパラスタ系の私家版。よく浮くやつにします。
ロッドは源流用4番7ftグラスです。

大物を意識しているのが判ると思います。

朝入った流れに再び入ります。荒らしてしまった訳ですが、なぜか魚が出るんですよね。
この時点で14時を過ぎています。水量はかなり減少して、落ち葉などの流下も収まったようです。

チビアマゴ


幸先よく(朝はなんの反応もなかったくせに。。)1つキャッチ。

5センチ級の魚が無限に釣れるので、小場所は諦め大場所だけを叩いて釣り上がります。

堰堤では、マアマアサイズ。

今日はランディングネットがありません・・そうですよ!家に忘れたんです。

マアマアアマゴ

その後3時間に渡って魚は出続け、クライマックスは、堰堤の下手20mくらい落ち込みでした。

良いアマゴ
更に良いアマゴ

時間にして3時間。20くらいは数えましたが、いっぱい釣れたということで。
大物太仕掛けは、ちょっとオーバースペックでした。尺物を期待したのですが・・

渇水になると姿さえ見せなくなるココの魚。
鵜も飛来しますし、フィッシングプレッシャーも高めの川です。
でも、お大きめの魚がたくさん居るということが、不思議ポイント。

久しぶりに釣果的には文句なしの日でありました。
同行の方にちょっと残業してもらえばよかったと、反省。

9月が始まりあっという間に1週間。
後3週間の漁期が終われば、長い雌伏の時間が始まります。

10月からは倉敷毛ばり倶楽部の教室や津黒高原のフライ体験会なども予定されていますので、
暇な感じではありませんが、着実に事業を進めてゆくことで、色々実現してゆけるようになるはずです。




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